採用診断で見えた、 関西のある中小建設業の数字です。
- 大手スカウト媒体に媒体費 1,000万円超
- 送信スカウト 4万通超
- 施工管理職の採用 0件
これを 「特殊な失敗例」 だと言う人もいます。 私はそう思いません。 前職で建設業60社を伴走した1年間で、 同じ構造を何度も見ました。
なぜ広告で殴る採用が終わったか
理由は4つあります。
1. 大手スカウトの返信率が 3.7% まで落ちた
5年前なら10%超えていた媒体も、 いまは 3.7% まで落ちました。 求職者の受信箱がスカウトで埋まり、 ほとんどが既読すらつきません。
これは媒体の機能が悪いのではなく、 同じ求職者を全社が奪い合っているからです。
2. 媒体間で求人票がコピペになっている
媒体5社に求人を出している会社の求人票を並べると、 ほぼ同じです。 「アットホームな職場」 「やる気のある方歓迎」 「経験不問」。 求職者から見ると、 全社が同じ会社に見えます。
これでは媒体費を増やしても、 単に同じ求人票を5倍の場所に貼っているだけです。
3. 求職者が媒体より Google を信じている
中小建設業の求職者の動線は、 こうなっています。
媒体で求人を見つける → 会社名で Google 検索 → 採用サイトを見る → 応募 / 離脱
採用サイトが10年前のままなら、 ここで7割が離脱します。 媒体にいくら払っても、 自社HPが応募を殺します。
4. 経営者の事務作業が応答速度を殺す
応募者の離脱原因の半分は 「連絡が遅い」 です。 経営者が月20時間以上事務に取られていたら、 応募から24時間以内の返信は無理です。
媒体費を増やしても、 応答できなければ応募はゼロのままです。
次の打ち手
派手なものは1つもありません。
- 求人票を全部書き換える: ターゲットを1人に絞り、 NGワードを全削除
- 採用サイトをSEO最適化: 「業種 × 地域 × 採用」 で検索1位を狙う
- 社員インタビュー記事を毎月1本: LINE音声メモ → AI整文で月5分
- 連絡をLINE 1本に集約: 媒体・メール・電話を全部LINEに転送
- 経営者の事務をAIでゼロに: 領収書はLINEで写真を送るだけ
実例があります。 広告費ゼロで年5名採用 (600万円相当)、 媒体費700万 → 0円、 経営者の事務 月20時間 → 月2時間 まで持っていった関西の総合建設業。 やったのは上の5つだけです。
まとめ
「広告で殴る採用」 は、 媒体の機能が悪いのではなく、 業界構造として終わりました。 中小建設業に残された打ち手は、 検索で選ばれる構造を作ることだけです。
「検索で選ばれる採用」 をまるごと引き受ける 建設業の黒子サービス詳細はこちら