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DX支援2026-05-11

LINEで完結する経理。 実際にやってみた

才木一真 / NOMADENSE 代表

「経費精算アプリを入れたんだけど、 親方が一度も開かない」

中小建設業の社長から、 よく聞く話です。 経費精算アプリ・会計ソフト・勤怠管理ツール ─ どれも 「会社のためのDX」 で、 親方が日常的に開くものではありません。

NOMADENSEでは、 経理を全部 LINE 1本に流し込みました。 実装したものを公開します。

やったこと

仕組みは3層です。

1. 入力: LINEで写真を送るだけ

  • 領収書を撮る
  • LINEで送る (会社の経理アカウントに)
  • 「以上」 と一言送る

ボタンは1個も増えません。 ログイン不要、 アプリのダウンロード不要。 親方が普段使っているLINEだけ。

2. 処理: AIが裏で全部やる

LINE Bot が画像を受け取ると、 裏で AI が動きます。

  • OCR で日付・金額・支払先を抽出
  • 勘定科目を AI が判定 (材料費・接待交際費・消耗品費 等)
  • 軽減税率の判定
  • 電子帳簿保存法に対応した形式で保存

ここまでが 数秒 で終わります。 親方は LINE で 「処理しました」 という通知を受け取るだけ。

3. 出力: 月末にCSV / 会計ソフト形式

月末に1クリックで以下が出ます。

  • 仕訳帳 (CSV)
  • 弥生会計・freee・マネーフォワード 形式
  • PDF (月次レポート)

税理士にはこのCSVを共有するだけ。 「データが汚くて整理に時間がかかる」 という税理士のクレームもゼロになりました。

効果

関西の中小建設業 (従業員30名規模) で実装した結果:

  • 経理作業時間 月10時間 → 月15分
  • 領収書の紛失 ゼロ
  • 月末締めの夜中作業 ゼロ
  • 税理士からのクレーム ゼロ

社長の言葉が印象的でした。

経理アプリ入れた時は3日で挫折したけど、 LINEなら毎日使ってる。

実装コスト

ランニングコスト は月数千円です。

  • LINE Messaging API (無料枠で足りる)
  • AI API (OCR + 仕訳判定): 月¥1,000〜¥3,000
  • Google Sheets (無料)

初期構築は NOMADENSEの黒子サービスに含まれているので、 別途費用は発生しません。

なぜLINEなのか

理由はシンプルです。 親方がすでに使っているからです。

  • ダッシュボードの数字を見る時間がない
  • ボタンの場所を覚える気力がない
  • ログイン画面で躓いて二度と開かない

これらを 「親方の意識が低い」 と言うのは間違いです。 現場の人にとってDXは本業ではない という、 業界の根本的な現実です。

ここを変えずに会計ソフトを入れても、 3日で挫折します。 LINE 1本に集約するだけで、 経理は本当にゼロになります。

まとめ

経理を変えるのに、 会計ソフトの切り替えは要りません。 入力をLINEに統一するだけで、 月10時間が15分になります。


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